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■ SRシリーズカメラボディ一覧表

1950年代まで、35mmフィルムを試用するレンズ交換式カメラといえばレンジファインダーカメラであった。1954年ライカM3という「もうこれ以上は作れないだろう」という素晴らしいカメラが発売されると、そのM3を見たカメラ各社ではもう対抗する意思を失ったところも多かった。一部無頼派のメーカーではライカM3を超えようとM3を分析し新型カメラの開発を急いだ。ミノルタも35mmレンズ交換式レンジファインダー「ミノルタ・スカイ」を開発し、それを元にさらに上級機と普及機の市販バージョンを発売する予定でいた。
1956年、できあがったばかりの試作機・スカイを手に田嶋社長は意気揚々とアメリカに渡る。ところが帰国しタラップを降りた田嶋社長の首からスカイはかかっておらず「これからは一眼レフの時代だ」という経営判断がおり、スカイ・プロジェクトチームは一眼レフ製作を命じられた。その極短期間で設計/生産されたのがミノルタ初の35mm一眼レフカメラ・SR-2。ここからミノルタの35mm一眼レフの歴史は始まることになる。
バヨネットマウントやシャッターのノウハウ、デザインなどスカイから引き継いだものも多いが、根本的に見直しを行ったため若き設計陣は不眠不休で取組み、ミラー干渉問題などでは独創的なアイデアで乗りきったそうだ。
当初、毎年のようにマイナーチェンジを繰り返しながら国内では大ヒットに恵まれなかったSRシリーズも、1962年のSR-7の中ヒット、そして1966年に発売されたSR-T101が世界的に大成功したことでカメラ業界内でも確固たる地位を築くことになる。
1970年代、国内ではSR-T101が売れ続けていたが、海外向けにはネーミングや仕様で微妙に違う派生モデルが北米、欧米、アジア地区など輸出先別に細かく分けられた。これはニクソンショックやオイルショックで外貨と円と相場が崩れ、並行輸入などグレーマーケット対策や修理などの問題が発生したためといわれている。ボディNo.で判別すりゃええのに・・・とも思うが(苦笑)(これら海外で発売されたネーム違い、小変更SR-Tシリーズはこちら)また国内でのSRシリーズは事実上1970年代で終焉を迎えたが、保守的なマーケットもある海外向けには1980年代初め頃まで継続出荷されていたそうである。
20数年間に渡って続いたSRシリーズに共通なのは「全速機械式シャッター」「巻上げレバー根元にシャッターボタン」、外見もほとんど変化がなく知らない人がみても「Oh!This is Minolta」と言えるデザインを続けていたことなどであり、またそれらが経営的に成功したことを評価したい。また他社ではその間にボディ系列、マウント変更などが何度も行われていることからも、よくぞ1年そこそこの短期間で素晴らしいコンセプトを作り上げたのだと思う。
1999.4.25 作成 / 2003.2.2 更新 にしきん(C)

機種名
発売
価格
シャッター速度
露出計
絞込
レバー
ミラー
アップ
シュー
備   考
SR-2 1958.1 51,500 B、1〜1/1,000 - - - 外付 記念すべきミノルタカメラ初のSLR、裏蓋の感度ダイアルやネーミングにライカへの憧憬がみえる。バヨネットマウント、巻上げると開放になる半自動絞り、クイックリターンミラー、セルフタイマーなど先進技術がふんだんに盛り込まれている。
SR-1 1958.7 36,000 B、1〜1/500 - - - 外付 SR-2の普及機として登場するが、こちらが販売の主力となる。シャッターダイアルは持上げ式不等間隔。
SR-3 1960.8 41,500 B、1〜1/500 外付 - - 外付 SR-2の改良機。別売外付セレン光メーターをシャッターダイヤルに連動させる。シャッターダイアルクリックストップ式
SR-1 (2) 1960.8 36,000 B、1〜1/500 - - - 外付 SR-3と同様にシャッターダイアルを持上げ式からクリックストップ式に変更
SR-3 (2) 1961.9 37,000 B、1〜1/1000 外付 - - 外付 巻上げなくても開放になる完全自動絞り。レンズはBシリーズと呼ばれる絞込みレバーが円形のものになる。
SR-1 (3) 1961.8 37,000 B、1〜1/500 外付 - - 外付 SR-3と同様に完全自動絞りになる
SR-7 1962.7 36,900 B、1〜1/1,000 内臓cds
(外光)
- 外付 「7」はミノルタ一眼レフの7代目であることと米宇宙船フレンドシップ7からついた。世界初CdS露出計内蔵(セコニック製、ボディ外部測光)で巻戻しノブの横にメーター表示がある。測光範囲は約30度、低照度時には背面アイピース横のボタンを押して切替える。途中で一度マイナーチェンジし常時ミラーアップ可/露出計スイッチが設置される。極初期型はCHIYODAネーム。
SR-1 (4) 1962.7 36,900 B、1〜1/500 外付 - - 外付 フィルムカウンターが巻上げレバー横に、ボディがやや直線基調になる。極初期型はCHIYODAネーム。
New SR-7 1965.5 28,500 B、1〜1/1,000 内臓cds
(外光)
- 外付 SR-7をリファイン・小型化したものでデザインも直線基調に削ぎ落とされた直線弁当箱型ボディ。このモデル以降アイピースは四角くなり、その形状はαシリーズまで継続されている。露出計の低高切替えボタンがマウント横にある。
New SR-1 1965.5 22,500 B、1〜1/500 外付 - 外付 SR-1をさらに小型化したもので直線弁当箱型ボディ、アイピース四角。SR-1vとも呼ぶ、ボディのコンパクト化にあわせてCシリーズと呼ばれる52mmフィルター径で小サイズ化されたものが登場する。
SR-T101 1966.4 31,500 B、1〜1/1,000 TTL 世界初TTL上下分割開放測光(CLC=ContrastLightCompensator)を搭載し大ヒットする。測光はプリズム上部前後に2個のcdsを使用しているが、このためSR-7以前の機種よりプリズム部分の背が高くなってしまう。絞り値連動のためMCレンズシリーズが登場。ボディNo.1*****。
SR-1s 1967.6 23,000 B、1〜1/1,000 外付 - 外付 SR-1シリーズ初の1/1000秒シャッター搭載。TD45mmF2.8レンズ付の「オーバーのポケットにも入る」廉価版セットがあった。
SR-T101 (2) 1969.11 33,000 B、1〜1/1,000 TTL 巻上スプール、吊環、シャッターダイヤル(銀色に)、貼り皮の改良やNewSR-7から引継いだ内部機構見直しで巻上が軽くなった。ボディNo.2*****とNo.3*****。75年以降のモデル末期にはミラーアップ無モデルが若干発売された。また海外向けには80年代前半まで供給されていたようだ。
SR-M 1970.4 129,000 B、1〜1/1,000 - - SR-1sを改造した3.0コマ秒連続撮影モーター内蔵モデル。ペンタ部はオリジナルデザイン。電動巻戻しも可。露出計はなく、モータ用に単三電池8本使用。セルフタイマーなし。
SR-T SUPER 1973.3 46,500 B、1〜1/1,000 TTL ○(X付) SR-T101にX接点付アクセサリーシューとファインダー内絞り値窓がついたモデル。モデル末期にはミラーアップ無モデルが若干発売された。
SR505 1975.8 49,000 B、1〜1/1,000 TTL - ○(X付) SR-T SUPERの改良機、メモホルダーとミノルタ独自のフィルムシグナル付
SR101 1975.8 43,000 B、1〜1/1,000 TTL - ○(X付) SR-T101の改良機、SR505と比較すると絞り読取り窓とフィルムシグナルがない



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